地球は回る、こまも回る

私たちが住んでいる　この地球は回っている
朝・昼・夜、また朝・昼・夜と
一日一回　回っている
地球は太陽の周りも回っている
一年に365回も回りながら、回っている

季節は今、冬です
地球が太陽から遠く離れているので、
とても寒いです
霜柱も氷も、雪も降ります
地球が太陽に近づくと、少しずつ暖かくなり
春がやって来て、とても暑い夏になります
そして、また遠くへ離れていくと、
少しずつ寒くなり
秋がやって来て、とても寒い冬になります
これで365日、一年

みんなも一年過ぎると、
3歳から4歳に、4歳から5歳に、
5歳から6歳になるよね
誕生日が来ると、年がひとつ増える

ところで、地球は何歳だと思いますか？
10歳、それとも100歳かな？
もっと、もっと1,000歳、10,000歳かな？
数えられないくらい大きい数だ
なんと、4,600,000,000歳
びっくりするほど　長生きしているね

さて、こま回しは楽しいですか？
少し難しいけど、こまに紐を巻いて、
遠くに投げると　こまは回るよ
回ると、こまは小さな宇宙の中で
桃や紫、赤や橙、金や銀、黄色や白、
薄緑のたくさんの光となって、
輝いている
地球も真っ黒な大宇宙の中で
青白く輝いている

誰がこの地球を回していると思いますか？
風車の風さんかな
それとも、神様かな
きっと、宇宙人の子どもたちが地球に
太い紐を巻いて、回している
きっと、そうだよ

地球は一度も止まることなく
回り続けているけど、疲れないのかな
大きな地球が回るのだから
そりゃ、疲れるに決まっている
だから、太陽が西に隠れて、
暗い夜がやって来ると、
地球も「おやすみなさい」と挨拶して、
静かに眠る
太陽が東に顔を出して、明るい朝が
やって来ると
地球も「おはよう」と挨拶して、
眠い目をこすりながら起き上がる

ほら！目を閉じて　見てごらん
地球は朝と夜の挨拶を繰り返して、
ゆっくり回っている
ほら！耳を澄まして、聞いてごらん
地球は私たち生き物のすべての生命を
守りながら　静かに回っている
ゆたか幼稚園のこどもたちへのメッセージ
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